京橋白伝・渡世日記|コラム

京橋白伝・渡世日記|コラム

日本橋と銀座の中間に位置し、一部上場企業の本社が数多く所在する、ちょっとシブい街、京橋。この地にて長く商売を続けている白木屋伝兵衛のスタッフがここ京橋、そして箒にまつわる(もしくは全く無関係な)ハナシを綴っていきます。お付き合いの程、どうぞよろしくお願い申し上げます。

ダンシングインザセントー

銀座湯の写真

弊社・白木屋のそばには、なんと銭湯がある(徒歩7秒)。その名も「銀座湯」。この東京のド真ん中で老若男女が素っ裸で体を洗い湯に浸かり、喉仏・喉陳子を上下させ腰の手を当てながら、ごくごく牛乳を飲んでいるのである!(AIがいくら進化しても流石にコレは無理だろう)。

2階建てで1階が女湯、2階が男湯、非常に残念かつ残酷なハナシだが筆者はオトコなもんで1階に足を踏み入れたことはない(覗いたこともないっス)。現実は厳しい。

ちなみに箒で「居住空間掃除」・風呂で「人体精神清掃」と、共に「綺麗・サッパリ感を追及する」という共通目的ゆえに、日々交流をもち緊密に連絡を取り合って、手と手を携え世間の荒波を乗り越えている・・・ということは全然ない。申し訳ない。

まだ子供が小さい頃、閉店後に家族揃ってよくこの銀座湯に通っていた。ある日アホ面したオトコ3人(ワタクシ・長男・次男)が湯舟に浸かっていると、一緒に浸かっていたオジサンからハナシかけられた。

「今どき親子で銭湯なんて珍しいねぇ」
「銭湯の世界も少子高齢化ってなもんよ」
「熱かったら水でうすめてもいいんだよ」

てなカンジで次々と会話のキャッチボールを試みてくる。
まだ小学校入学前の我が豚児どもは、そのキャッチボールをうまく処理できず、ジョジョに「引き気味」になってきた。その様子に気付いたオジサンは湯舟を離れ、そそくさと洗髪に励み始める。その様子をじっと見ていた豚児らは、突然、感嘆と脅威の声を上げ始めた。

「アノオジサン、ウデニ『モヨー』ガアル!」
「セナカ・フトモモニモ!」
「イロモツイテル!」

・・・そう、そのオジサン、体に「彫り物」を施していたのである。ワタクシは慌ててその声を遮ようとするが時すでに遅し、熱い湯に浸かって噴き出る汗がどんどん「冷や汗」に変わっていくのが分かる(人体って不思議だよなぁ)。

だがさすがのオジサン、豚児らの歓声に気をよくしたのか、ゴシゴシ動かしている腕を止め、泡まみれのアタマをコチラに向けニヤリと笑いながらこう呟いた。

「おう、そこのチビちゃん」
「ヒトを見かけで判断しちゃーダメだぞ」
「なぁオトーさん(ニヤリ追加でも目が笑っていない)」

と、いう訳でワタクシはそれ以降、ヒトを見た目で判断することの浅はかさをココロに刻み・銘じ・諳んじながら日々仕事に励んでいるのである・・・合掌。

銀座・京橋界隈にお越しの際、もしくは弊社にお立ち寄りの際は、是非銀座湯へ(徒歩7秒)。

(追記 ちなみにワタクシは映画、『仁義なき戦い』シリーズは人間のもつ善悪・欲望・狂気・罪業を描き切った、最高の『人生の教科書』であり、義務教育間における学校の『教材』として是非採用すべきであるとの確信を持っております・笑)

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